Hello-Goodbye

地味で暗くて向上心も協調性も存在感も個性も華もないパッとしない子

Crustacea クラスタシア2014 「長い眠りからついに目覚めたクラスタシアLIVE、第一段!~2014年、あけましておめでとうございます!! お正月、おもちは何キロたべましたか?1月からliveしちゃって今年のクラスタシアはもしかして活動的!? メンバー3人による原点回帰のアコースティックライヴ♪」LIVE~ 追加公演 @LAPIN ET HALOT

【セットリスト】

01. さくら

02. コイン伯爵

03. Tomorrow

04. こころのさき

05. ウインナー

06. デブの壺

07. julie-o(向井航)

08. 愛の讃歌(向井航・阿部篤志

09. Dears〜ゆるやかな奇跡〜

10. Say you?

11. 新曲(タイトルなし、募集中)

12. かけがえのないもの

13. 今、伝えたいこと

14. for you

〜アンコール〜

15. 今日も明日の風が吹く

 

クラスタシアはみのりんこと茅原実里さんのサポートバンドのバイオリニスト・大先生室屋が所属するユニット。昨年の2月に開催されたみのりんのFCイベントでクラスタシアの演奏を聞く機会があり、爆笑トークの後に繰り広げられるアツい演奏が気に入ってすっかりファンになってしまった。そんなこんなで2014年初のライブはクラスタシア。最高でした。

 

クラスタシアHPの先行予約でチケットを確保したのだが、大先生から郵送でチケットが送られてきた。やっぱりタイトル長い......。

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写真の元ネタはこのツイート。 影絵にすると鏡餅っぽく見えるらしい。。当日券は大先生による手書きのチケット。「夜なべして作りました」by 大先生

 

会場は表参道のレンタルアート・ライブスペース、LAPIN ET HALOT。ネーミングもイキフンもシャレオツです。入口には斎藤Pのお花。

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中に入るとみのりんからのお花が。

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チケットには整理番号が書いてあり、番号順に会場に入る。私はわりと前の番号だったので3列目で見ることができた(ちなみに自由席)。まわりはみのりん装備の人たちとクラシック畑のお姉様たち(たぶん)で半々くらい。さらに斎藤Pとみのりんが来ているという不思議空間。

 

終演まで約3時間だったが半分くらい爆笑MCが続いた。あまり後先を考えないゆるいトークをして客席を笑わせてからやたらと上手い演奏を聞かせてくれる。生でバイオリンやチェロなどの演奏をしっかりと聞く機会はなかなか無いし、音楽に詳しいわけでもないから上手い下手なんて偉そうにいえないのだけど、私のような素人が聞いても身体に染み込んでくるような美しく、時に情熱的な演奏だった。楽しそうに楽器を弾くメンバーを見るのも微笑ましい。

 

4曲目の「こころのさき」の「さき」は大先生が当時好きだった女性の名前とのこと。大先生が夜中にさきちゃんと電話していて、もう少しで付き合えそう......!というときに作った曲(って言っていた気がする。違ったかな?)。向井さんは当時「えっ、何でそれを俺が演奏するの?俺その人知らないし......」と思っていたらしい。

向井「さきちゃんの写真を後ろに出して演奏すればいいんじゃない?(笑)こんないい曲を作ってもらえるってどんな人なんだろう......。で、(さきちゃんとは)どうなったの?」

大先生「4ヶ月で別れました......遠恋だったから......。遠恋って難しいんですよ」

向井「あっ、別れちゃったんだ」

大先生「もういいよこの話は!次の曲いこう!」

向井「えー」

大先生の恋愛トークをもっと聞きたかった。ライブ前日にアルバムをずっとエンドレスで聞いていて「こころのさきすんごい良い曲だなぁ」と思っていたらまさかそんなエピソードが飛び出るとは。

 

大先生はトークがちょっと苦手なようで、「喋ってくれないかな〜」と向井さんのほうをチラチラと気にする様子が可愛らしかった。「そんなわっくんが大好き♡」と何度も連呼していたことも印象的だった。そんな大先生もかわいいよ♡

 

6曲目の「デブの壺」では阿部さんと作曲家の笠松泰洋さんによるトークをしつつの演奏。これがまた面白い。「デブの優位性」について滔々と笠松さんが語り、大先生と向井さんが演奏に飽きた表情を見せ始めたところで終了というこれまた非常にゆるゆるっとしたものだった。タイトル通り壺のような楽器が使われていたのだが、ナイジェリアのイボ族の楽器で「ウドゥ・ドラム」というそうだ。真ん中に穴が開いていて、その部分を叩くと不思議な音がする楽器だ。

 

 

向井さんがソロで演奏した「julie-o」はタイトルになんとなく聞き覚えがあり、調べてみたらグラミー賞を受賞したアメリカの弦楽四重奏団「タートル・アイランド・ストリング・カルテット」のチェロ奏者であるマーク・サマーが作曲した曲ということだった。 

 

みのりん楽曲からは2曲。どちらもゆったりとしたメロディなので聞いていて涙がこぼれそうになった。

大先生「次は茅原実里さんっていう......女性の......アーティスト?声優さん?うーん......声優さんだからなんて言えばいいのか......女性の人です!」「ついにカバーアルバムのほうが枚数を上回ってしまいましたが......。Unification3はぜひ聞いてほしいアルバムです」

向井「クラスタシアのCDは入れてないんだけど、Unificationは車の中でエンドレスリピートしてますよ!本当にいい曲!うん、クラスタシアのCDは車に入れてない」

大先生「(膝から崩れ落ちる)」

 Unification3、本当におすすめです。本公演のsing for youもぜひ聞きたかった。

Unification3 feat Minori Chihara

Unification3 feat Minori Chihara

 

 

そしてMC中にポケットをゴソゴソする向井さん。

大先生「なんでポケットに携帯の充電器入れてるの!?(笑)」

 向井「ああ、これ、ガラケーの充電器」

大先生「iPhone持ってるのにガラケーの充電器って(笑)」

買ったばかりだというiPhone5sを取り出して自慢する向井さん。MC中に写真撮って「MCなう」ってつぶやこうぜ!という話になったものの、会場が地下なこともあって圏外でツイートできず。そのときに撮った写真がこれ↓

 向井さんフリーダムだなあ(褒めてる)。

向井「僕のツイッターのフォロワーもうすぐ1000人ですよ1000人!」

大先生「女性の人(みのりん)のおかげだね〜」

なぜかみのりんのことを女性の人、女性の人と呼ぶ大先生。これを聞いていたみのりんはケラケラ笑ってたんじゃないかと思う、たぶん。

 

クラスタシアが主催するライブとしては2年ぶりだったいう今回のライブ。みのりんのライブと同じくみんながずっと笑顔で、クラスタシアのメンバーも仲が良く、手作り感溢れる温かく楽しいライブとなった。シャレオツな帽子とシャツと靴下でキメてきた阿部さんのトークが少なかったのがちょっと残念。阿部さんの鋭いツッコミも面白いのにもったいない。クラシックとはまた違って、CDや楽譜通りではなく演奏者のアドリブが入ったりするのもまた面白かった。帰りに物販で「未だ降り積もる雪」を購入。しっかりと予習してまたライブに行きたい。ぜひまたライブを開催してくださいお願いします!

未だ降りつもる雪

未だ降りつもる雪