すべてはただ過ぎ去っていく
今週の一枚「木と草花」
世田谷の砧公園へ行ったらすでに桜が咲いていた。
ビニールシートを広げて昼寝をしたりお弁当を食べたり一眼レフを構えて写真撮影をしたり、一足早く花見気分を味わっている親子やカップルでいっぱいだった。最近は他人の何気ない日常のささやかな幸せを見ているだけで、こちらも幸福な気分になることが多くなった。年を取った証拠か。子どもと一緒に遊ぶお父さん、お母さんを見ていると和みます。自宅の近くにこういう広い公園があれば楽しいだろうと思う。ふらりと散歩したい。
梅林も満開であった。
日本人がこんなにも桜を愛でるのは、古来からわれわれ日本人の魂や精神として受け継がれているとしか思えない。世の中のものはすべて移ろいゆくものであり、「永遠」などどこにもない。この悲しいまでの現実に日本人は美を見出してきた。美しく咲いた後は色が褪せ、儚く散ってしまう様を見て楽しむ......。なんだか不思議ですね。
桜といえばやはりこの曲でしょうか。
あとこれも。
「今週の一枚」といいながら3枚も写真を載せていたことに最後の最後で気づいた。まあいいか。