Hello-Goodbye

地味で暗くて向上心も協調性も存在感も個性も華もないパッとしない子

牛に引かれて善光寺参り

今週の一枚「初詣のおみくじ」

 

http://instagram.com/p/ivEUkRrGFa/

雪がちらつく中、善光寺へ初詣に行ってきた。寒かった。昼間なのに-1℃の世界。不思議なことに、雪が降ったり積もったりしているのは善光寺周辺だけで、長野県庁などがある中心部はちらちらと粉雪が舞っているだけだった。東京に住んでいると雪に遭遇する機会は年に数回程度ですから、川端康成よろしく「トンネルを抜けると雪国であった」的な状況に出会うと気持ちが少し高ぶりますね。

 

国宝なだけあってとにかく大きなお寺で立派だった。東日本最大らしい。ご本尊は左側に安置されているので左側に移動してから礼拝したほうがよいとのこと。

 

お土産屋さんのおやっさんに「お正月だから戒壇めぐりは1時間待ちだからやめておいたほうがいいよ!お客さんがいなくなるってことは滅多に無いから!」と強く念を押されたものの入ってみたらガラガラだった。せっかくここまで来て善光寺最大の名所「戒壇めぐり」をやらないわけにはいかんということで入館料500円を払って挑戦。ご本尊とご開山(善光寺を開いたとされている人たちが祀られている)の下に真っ暗な回廊があり、右手を腰の高さに上げて暗闇の中を壁を伝いながら進んでいく。ご本尊の下あたりに錠前があり、この錠前に触れると極楽浄土に行けるといわれている。修学旅行で京都に行ったときも体験したけれど、本当に真っ暗闇で「ここで地震が来たらおしまいやな......」と恐怖を感じながら進んだ。おやっさんの説明によると距離は45メートルあるそうで、相当長く感じる。まともに歩くこともできないから進むペースもものすごく遅いし、人が多いとなかなか前に行けないから更に怖くなってくる。私の後ろにいた子どもは泣きそうな声を出していた。中にたくさん人がいたので「鍵あったああああああ」「ここだよここ!」という声で何とか鍵を触ることができた。50センチくらいの大きさの金属でできたものだった。鍵というより取っ手みたいな感じ。触ってからしばらく歩くと出口だ。差し込んでくる微かな光にほっと安堵した。善光寺へ行った際にはぜひ体験してほしい。

 

おみくじも長蛇の列。10〜15分くらい並んだ気がする。おみくじを引くのにこんなに並んだのは初めてだった。後ろの学生たちが「東京ってさあ、怖いよね。異国だよね。この間コミケ行ったときも怖くってさあ〜」と話しているのを聞きながらじっと並ぶ、並ぶ、並ぶ。

f:id:rideocm:20140104143259j:plain

末吉だった、悲しい。「はじめは苦労あれどものちついに仕合よし何事も途中に捨つべからず、いかなる仕事にも力を入れて必ずなしとげよ」......頑張ります。ふしん、よめどり、むこどり、うりかいうんぬんかんぬんの部分て都合がいいよね。「なにごとも」って書いておけば何にでも当てはまるからね。ちょっとズルいよね。